Phoenix の「NAS Proxy」機能を使用し、NAS をバックアップすることが可能です。
Windows または Linux サーバに Phoenix エージェントをインストールすることで、NAS をバックアップします。
※ NAS に Phoenix エージェントをインストールする必要はありません
※ NAS と Phoenix エージェントをインストールしたサーバは同一 LAN 内にある必要があります
<手順(Windows の場合)>
1. インストール〜認証
- Windows に Phoenix エージェントをインストールします。
- 管理コンソールからアクティベーショントークンを生成します。
任意の Organization を選択し、上部のメニューから「Protect」>「NAS」を選択し、左メニューの「All Proxies」を選択します。 - 右上の「Add Proxy」をクリックすると「Add NAS Proxy」ウィンドウが開きます。
- 「2. Activate Proxy」内にある「Generate New Token」をクリックし認証トークンの設定を行う画面へと遷移します。下記の情報を入力し、「Generate」をクリックします。
Token Label:トークンの説明を記入します。例)「NASプロキシ認証のためのトークン」
This token can activate : トークンが有効化できるサーバの台数を記入します。
The token expires in : トークンの有効期限を記入します。 - 認証トークンが発行されます。右側のアイコンをクリックするとコピーされますので、こちらをテキストファイルなどに貼り付け、使用します。
なお、このトークンは上部メニュー「Manage」>「Activation Tokens」から閲覧・削除が可能です。コマンドを使用する場合
- Phoenix エージェントをインストールした Windows サーバにてコマンドプロンプトを起動します。
※エージェントバージョン「6.0.1-154928」より古いエージェントを使用している場合は、下記のコマンドで、NAS proxy をインストールしたディレクトリへ移動します。
cd C:\Program Files\Druva\Phoenix Agent - 下記のコマンドを入力し、アクティベートします。
※<token>には、手順5 で取得したアクティベーショントークンとプロキシ名を入力します。<>は不要です。HybridWorkloadsAgent.exe nas activate -t <token> -n <ProxyName> 例: HybridWorkloadsAgent.exe nas activate -t 67831-228-1762-591132241ce4fb2e14fca792cbf532f4a2359eb0bf1b96f82211373ebea7c23b -n WIN-RTG3
※エージェントバージョン「6.0.1-154928」より古いエージェントを使用している場合は、下記のコマンドを使用します
PhoenixNasControl.exe activate <token>
エージェントのショートカットを使用する場合 - インストールしたエージェントのアイコンをダブルクリックします。
- NAS をクリックします
- アクティベートのための画面が表示されるので下記を入力します。
Activation Token 手順 5. で取得したアクティベーショントーク Proxy Name 任意のプロキシ名 - 「Activate」をクリックし終了です
2. NAS を追加する
- 管理コンソールへログインし、任意の Organization へ移動します。
- 上部メニューから「Protect」>「NAS」を選択します。
- 右上の「Add New NAS Device」をクリックし、項目を入力します。
IP/FQDN… NAS の IP アドレスかドメイン名を入力します。こちらの項目は後から変更することができません。 - Credentials を選択します。New Credentials をクリックすると、新しい Credentials を追加することができます。
Labal…Credentials の表示名を入力します。
Username… NAS へ接続するために用いるユーザネームを入力します。
Password/Confirm Password… NAS へ接続するために用いるパスワードを入力します。
「Save」をクリックします - Display Name… 管理コンソールで表示する任意の名前を入力します。
- 次の「NAS Proxy Mapping」では、登録されている NAS プロキシが一覧で表示されます。
使用したい NAS プロキシを選択し、「Save」をクリックします。
3. NAS Share を追加する
- 管理コンソールの上部メニューから「Protect」>「NAS」を選択します。
- NAS share を追加したい NAS デバイス名をクリックし、右上の「Add Share」をクリックします。
- NAS Share を追加するウィンドウが開きます。
下記情報を入力し、「Save」をクリックします。
Share Name : NAS 共有パスを入力します。NAS デバイスに登録されている共有の公開名である必要があります。
Windows(SMB)の場合、NAS の共有フォルダ名を指定してください。
Linux(NFS)の場合、共有フォルダ名までのパスを指定してください。
例えば root にある「backup」というフォルダをバックアップしたい場合、root/backup と指定します。
Share Type:Windows 上で NAS 共有を行なっている場合、SMB を選択します。
Linux上で NAS 共有を行なっている場合、NFS を選択します。
Credentials : Use NAS credentials にチェックを入れることで、NAS デバイスの認証情報を使用し、NAS 共有にアクセスします。チェックを入れない場合、作成済みの Credentials から選択します。