inSync では、特定のユーザを保持(Preserve)することができます。
この場合、バックアップは行われませんが、バックアップしたデータなどは保持することが可能です。
退職者が出た場合などに活用することができます。
※ バックアップしたデータは、Retention Policy に従って整理されていきます
<ライセンスについて>
保持ユーザ(Preserved User)は、通常のバックアップ可能なライセンス(Active User License)を消費することはありません。
通常のライセンス(Active User License)とは別の保持ユーザライセンス(Preserved User License)が消費されます。
こちらの保持ユーザライセンスは、ご購入いただいた通常ライセンス数の 10% がデフォルトで付与されています。
例)100ライセンス購入した場合、保持ユーザライセンスは10。
即ち inSync に登録できるユーザ数は110、そのうちバックアップ可能なユーザが100、保持ユーザが10。
<方法>
- inSync 管理コンソールにログインし、上部メニューから「Users」を選択します
- 保持ユーザに指定したいユーザにチェックを入れます
- 三点メニューの「Preserve」を選択します
※ ユーザ詳細画面からも、保持ユーザの指定は可能です
※ 保持ユーザ数が上限に達している場合、「Preserve」ボタンはクリックできなくなります
<保持ユーザの自動削除>
プロファイルにて、一定期間経過した保持ユーザを削除する設定が可能です。
保持ユーザに紐づいたデータは全て完全に削除され、復元することはできなくなりますので、ご注意ください。
なお、リーガルホールドに指定されているユーザは削除されません。
- 管理コンソール上部メニューより「Profile」をクリックし、設定を変更するプロファイルをクリックします(場合に応じて新規作成、または既存プロファイルのコピーを行なってください)。
- General タブを開き、「Edit」をクリックします。
- 「Auto delete preserved users」にチェックを入れます。
- 「Auto delete after」項目が表示されるため、日数を記入します。保持ユーザとして指定されてから、ここに記入された日数経過したのち、このプロファイルにひもづく保持ユーザは削除されます。復元することはできません。
※「Auto delete after」の設定可能日数は 30〜366日です。
※ AD/LDAP 連携をしている場合、inSync は保持ユーザを削除する前に、AD/LDAP 内に同一ユーザがアクティブなアカウントとして存在しているかを確認します。アクティブなアカウントとして存在している場合、その保持ユーザは削除されません。