プロファイル(バックアップ設定)について
inSync では、バックアップ対象や頻度などの各種設定は「プロファイル」を用いて行います。
※ なお、ご利用のライセンス種類やオプションによって、表示される項目が異なります。
<プロファイルの確認>
- Web 管理コンソールにログインします。
- 上部メニューから「Profiles」を選択します。
- 組織内のプロファイル一覧が表示されます。
なお初回は「Default」プロファイルが自動で作成されています。 - 任意のプロファイル名をクリックすると、プロファイル詳細画面が表示されます。
そのプロファイルを用いてバックアップしているユーザや機器の台数、容量などを確認できます。
<プロファイルの作成>
- Web 管理コンソールにログインします。
- 上部メニューから「Profiles」を選択します。
- 最初からプロファイルを作成する場合、下部の「Create New Profile」をクリックします。
なお既存のプロファイルをコピーし、編集することも可能です。 - 「Create New Profile」をクリックすると、作成画面が表示されます。
- 最初の画面では、下記の項目を記入します。
Profile name : プロファイル名を設定します。
Max. #users :このプロファイルを使用できるユーザ最大数を記入します。
無制限にする場合、「0」を入力してください。
Description:任意でプロファイルの概要を記入します。
Auto delete preserved users:チェックを入れると、一定期間後に自動で保持ユーザ(preserved user)を削除します。
Auto delete after:上記にチェックを入れた場合にのみ表示されます。保持ユーザを削除する期間を設定します。最小30日〜最大366日まで設定可能です。
Alert if user's data sources are not backed up for : 特定のデバイスのバックアップが一定期間成功していないと、アラートを飛ぶよう設定します。最小1日〜最大365日まで設定可能です。
Allow admin access to user data:管理者ユーザが一般ユーザのデータにアクセスできるかを決定します。ここにチェックを入れない場合、管理者ユーザによる一般ユーザのデータ復元や検索などができなくなります。
Allow users to edit privacy settings:管理者ユーザによる一般ユーザデータのアクセス可否を、一般ユーザが設定することができます。
Allow admin access to logs:管理者が inSync クライアントログへのアクセスを許可します。
Allow users to edit logs privacy settings:ユーザがログのプライバシー設定を編集できるようにする場合は、こ有効にします。有効にすると、ユーザは、管理者が inSync アクティビティに関連するログファイルをダウンロードできないようにすることができます。
Allow restore from web browser:チェックを入れると、一般ユーザは Web コンソールから復元ができるようになります。入れない場合、一般ユーザはクライアントソフトからの復元のみが可能となります。
Login using:ログイン時の認証を設定します。「inSync Password」にした場合、inSync のパスワードを使用します。「AD/LDAP Account」にした場合、AD/LDAP 認証情報を使用します。「Single Sign-on」を使用した場合、シングルサインオンを使用します。※ 「AD/LDAP Account」及び 「Single Sign-on」は、別途設定が必要です。
Allow access from mobile devices:チェックを入れると、モバイル機器( iOS や Android など)のバックアップや、モバイル機器からのバックアップデータへのアクセスが有効になります。
Allow users to log on only through the MDM managed app:MDM アプリからのログインのみ有効となります。
Enforce PIN for mobile access:Druva モバイルアプリのアクセス時に PIN コードの入力を必須にします。 - 次の画面では、バックアップ対象を選択します。
「Enable Device Backup」ボタンが表示された場合、こちらをクリックします。
左メニューの項目は下記になります。
Laptops & Desktops:パソコンでバックアップ対象にする階層を選択します。
Smartphones & Tablets :モバイル機器でのバックアップ対象を選択します。
Schedule & Retention:バックアップの頻度や世代の残り方などを設定します。
Data Loss Prevention:リモートワイプなど盗難・紛失時の情報流出を防ぐ設定を行います。
User Settings:一般ユーザの変更可能範囲を設定します。 - Laptops & Desktops 画面では、上部タブから OS を選択し、設定を行います。
各項目で設定する内容は下記になります。
Include files:バックアップ対象に含むファイル群を設定します。左側のボックスをクリックすると、ファイル群の候補が表示されます(Video files など)。左側のボックスは、バックアップ対象に含まれる拡張子です。
Exclude Files:バックアップ対象から除外するファイル群を設定します。操作方法は Include files と同様です。
Exclude Paths:バックアップ対象から除外するパスを設定します。 - Smartphones & Tablets 画面では、上部タブから Android / iOS を選択し、設定を行います。
「Enable mobile backup」のチェックボックスが表示される場合は、チェックを入れてください。
なお、ここを設定するには前の画面で「Allow access from mobile devices」にチェックを入れていることが必要となります。 - Schedule & Retention 画面では、バックアップスケジュール及び世代の保存頻度、 PC のリソース使用率の設定が可能です。
<Laptops & Desktops Schedule>
Backup every:PC のバックアップの頻度を設定します。例えば「1 hour」に設定すると、最後にバックアップが終了してから1時間後に次のバックアップが開始されます。
※ 128 MB より大きいファイルは、5分ごとのバックアップではスキップされます。
Backup at logoff / shutdown:チェックを入れると、ユーザが PC をログオフあるいはシャットダウンするタイミングで毎回バックアップを開始します。
※ Windows と Linux でのみ有効です。
Preferred backup window:バックアップを実施する時間帯を設定します。設定した時間内に開始されたバックアップは、設定された時間を過ぎても、完了するまで終了しません。開始時刻と終了時刻を同時刻にすると、設定は無効になり常時バックアップが行われます。
Blackout window:バックアップを行わない時間帯を設定します。なお、この時間帯でも手動でバックアップを開始することが可能です。開始時刻と終了時刻を同時刻にすると、設定は無効になり常時バックアップが行われます。
Use admin time zone:ユーザデバイスのタイムゾーンにかかわらず、管理者ユーザ側で設定したタイムゾーンがユーザに適応されます。例えば管理者が日本にいる場合、上記のバックアップ時間の設定は、北米のユーザにも日本時間で適応されます。<Smartphones & Tablets>
Backup every:モバイル機器のバックアップの頻度を設定します。例えば「4 hour」に設定すると、最後にバックアップが終了してから 4時間後に次のバックアップが開始されます。
Use data network in absence of WiFi:チェックを入れると、WiFi が使用できない場合、データネットワークを使用します。<Data Retention for Devices>
Retain all backups for:すべてのバックアップを何日保持するかを設定します。
Retain weekly backups for:週次バックアップを何週間保持するかを設定します。
Retain monthly backups for:月次バックアップを何ヶ月間保持するかを設定します。<Laptops Desktops Resources>
Max bandwidth:バックアップで使用する WAN の最大 % を設定します。
CPU priority:CPU 使用率を設定します。 - Data Loss Prevention では、リモートワイプなど盗難・紛失時の情報流出を防ぐ設定を行います。
<DLP for Laptops Desktops>
Device trace:デバイスの位置情報を追跡します。
Auto delete:一定期間デバイスがオフラインになった場合、自動でデータを消去します。
Alert if device does not connect for :デバイスが一定期間オフラインになった場合、アラートを出します。
Delete folders/data if device does not connect for:デバイスが一定期間オフラインになった場合、データを消去します。
Encrypt:Windows において、データをローカル上で暗号化します。
Allow access to inSync Web only through public gateway IPs : 管理者が管理コンソール上で設定した IP アドレス外からの復元を禁止します。バックアップは継続されます。<DLP for Smartphones & Tablets>
Device trace:デバイスの位置情報を検知します。
Remote device deactivation:デバイス無効化設定オプションです。「Optional」にするとユーザがデバイスを無効化できます。「Mandatory」の場合、デバイス無効化が必須になります。「Disable」の場合、デバイス無効化ができなくなります。
Allow offline access to files:オフラインでもバックアップデータにアクセスできるようにします。
Allow other iOS apps to access inSync content:iOS の他のアプリが inSync 内のデータにアクセスできるようになります。
Encryption for android:アンドロイドでデータが暗号化されます。 - 「User Settings」では、一般ユーザの変更可能範囲を設定します。一般ユーザによるクライアントソフトなどからの設定変更が可能となります。
<Backup Settings>
Change backup schedule:バックアップスケジュールの変更をできるようになります。プロファイルで管理者が設定したスケジュールは無効になります。
Change blackout window:バックアップ禁止期間の変更をできるようになります。プロファイルで管理者が設定したスケジュールは無効になります。
Pause backup:一般ユーザによるバックアップの一時停止が可能になります。
Cancel backup:一般ユーザによるバックアップのキャンセルが可能になります。
<Backup Content>
Add backup folders (laptop & desktops):バックアップ対象を追加することができます。なお、一般ユーザは、管理者が設定したバックアップ対象は削除できません。また、管理者は一般ユーザが追加したバックアップ対象を追跡することができません
Add content & edit settings (smartphones & tablets):モバイル機器のバックアップ設定を変更・追加することができます
<Backup Resources>
Modify backup resources:バックアップに使用するリソースの設定を変更できるようになります。ロファイルで管理者が設定した値は無効になります。
Opt out of networks for backup:特定のネットワークをバックアップに使用しないようにすることができます。
Edit proxy settings:プロキシ設定の変更ができるようになります。<User Notification Settings>
Modify notification setting:クライアントソフトの設定より、デバイスに表示するアラートの種類をユーザが選択できるようになります。<Device Settings for Users>
Quota per user:ユーザに割りあてる容量を設定します。「0」にするとユーザごとの容量制限がなくなります。
※ 組織で使用できる容量分を超過するとバックアップが停止します
Allow users to add devices:ユーザがバックアップする機器を追加することができます。
Max. devices per user:1ユーザあたりバックアップできる最大機器数を設定します。
Mark device inactive if not backed up for:一定期間以上バックアップしていない機器を「inactive」ステータスにします。
Show inSync icon in system tray:システムトレイに inSync アイコンを表示するようにします。なお表示しない場合、クライアントソフトの起動もできなくなります。<Manage Inactive Devices>
Mark a devices as inactive if it does not connect for : ここで設定した日数以上オフライン状態が続いたデバイスは「Inactive」ステータスになります。
Auto delete inactive devices : チェックを入れることで、一定期間 Inactive 状態のデバイスを自動削除することができます。
Delete Inactive devices after : 上記にチェックを入れると表示されます。ここで設定した日数以上 Inactive 状態が続いたデバイスは削除されます。
※ こちらの Inactive 状態のデバイスの自動削除については、下記 FAQ も合わせてご参照ください。
<一定期間動作をしていないデバイスを自動削除する><Notifications Shown on Devices>
ユーザのデバイスに表示する通知の重大度を選択します
・Critical
・High
・Warning
・Informative - 次の画面ではクラウドアプリケーションのバックアップ設定を行います。
Backup Cloud Apps では、除外ファイルを選択します。
Schedule & Retention では、バックアップ頻度を設定します。 - 「Next」をクリックした次の画面では、クラウドアプリのバックアップ設定を行います。
- 「Enable Cloud Apps Backup」ボタンが表示された場合、こちらをクリックします。
- バックアップ設定可能なクラウドアプリが表示されます。設定変更をしたいクラウドアプリのタブを開きます。
必要に応じて「Exclude Files」(バックアップ除外ファイル設定)を行います。左のボックスをクリックすると、ファイルの種類がプルダウンで表示されます。バックアップしたくないファイルの種類をクリックすると、対応する拡張子が右のボックスに表示されます。
※ Gmail、Exchange Online では除外するファイルタイプを指定できません - バックアップ頻度を設定するには、「Schedule & Retention」を選択します。
設定可能な項目は下記です。
Backup frequency:クラウドアプリケーションのバックアップの頻度をプルダウンから選択し、設定します。「Five Times a Day」(1日に5回)が最小単位となります。最大は「Once a Week」(1週間に1回)です。なお、「Five Times a Day」(1日に5回)及び「Thrice a day」(1日に3回)が表示されておらず、かつこの値に設定したい場合は、こちらから弊社までお問い合わせください 。
Retain daily data backups for:日次のバックアップを何日保持するかを設定します。
Retain weekly backups for:週次バックアップを何週間保持するかを設定します。
Retain monthly backups for:月次バックアップを何ヶ月間保持するかを設定します。
Data Retention for Emails:Microsoft 365 Exchange Online および Gmail のバックアップを取得する場合は、下記のどちらかを設定します。
・Apply Files Data Retention settings for emails:ファイルに対して構成された日次、週次、月次バックアップの設定に従って、メールのスナップショットを保持します。
・Delete emails Older than:設定の月数の間、メールデータのスナップショットを保持します。
1〜250ヶ月の設定ができます。0 を設定した場合は無制限に保持します
例)6 と入力すると、送受信のタイムスタンプから 6ヶ月未満のスナップショットを保持します。の設定ができます。 - 設定が完了したら「Finish」をクリックします。