このページでは、1 台のデバイスで複数人がアカウントを所持している場合の挙動について記載しています。
1. A と B という2 人のユーザが同じラップトップにログオンしている場合、
A のユーザは B のユーザの inSync データにアクセスできるか。
同じデバイスにアクセスするユーザ同士でも、別のユーザのバックアップデータにアクセスすることはできません。
バックアップされたデータには、そのデータの所有者または inSync 管理者のみがアクセスできます。
2. 複数のユーザが同じラップトップにアカウントを持っている場合、
各ユーザは同じラップトップに個別の inSync クライアントをインストールする必要があるか
複数のユーザが同じラップトップを使用している場合、個別の inSync クライアントをインストールする必要はありません。
3. 複数のユーザが同じラップトップにアカウントを持っている場合、
inSync クライアントはそのラップトップのすべてのユーザのデータをバックアップできるか
単一の inSync クライアントは、そのラップトップのすべてのユーザのデータをひとまとめにバックアップすることはできません。
管理者として、Integrated Mass Deployment(IMD)スクリプトを使用してユーザのラップトップに inSync Client をインストールした場合、ログインユーザのユーザ検証が成功した後、inSync Master は inSync Client をアクティブにします。
一方、ユーザのラップトップに inSync クライアントをインストールする場合、ラップトップにログオンしているユーザは、資格情報を使用して inSync クライアントをアクティブ化する必要があります。
inSync クライアントは、ログインしているユーザのプロファイル設定に基づいてデータをバックアップします。
たとえば、複数のユーザが交代で作業し、同じラップトップを共有する場合は下記となります。
例:
・複数の inSync ユーザをサポートできる inSync クライアントのインストールは 1 つのみ必要です。
同じラップトップに inSync クライアントを個別にインストールする必要はありません。
・inSync ライセンスはユーザベースのライセンスです。
そのため、複数のユーザが個別のライセンスを使用して同じラップトップ上で inSync クライアントをアクティベートしてアクセスする必要があります。
・inSync クライアントはデータをバックアップし、ログインユーザ用に設定されたプロファイルに基づいてデータを暗号化します。
そのため、ユーザは別のユーザのバックアップデータまたは暗号化されたデータにアクセスできません。
ただし、inSync 管理者はユーザに設定されたデータプライバシーポリシーに応じてバックアップデータにアクセスできます。