<動作環境>
Windows Server (64-bit) | SQL Server editions |
Windows Server 2019 |
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Windows Server 2016(x86-64) |
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Microsoft Windows Server 2012 R2 |
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Microsoft Windows Server 2012 |
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Microsoft Windows Server 2008 R2 SP 1 |
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Microsoft Windows Server 2008 R2 |
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※Expressエディションはサポートされていません。
<事前確認事項>
- Phoenix は VSS(Volume Shadow Copy Service)を使用してバックアップします。VSS がサーバ上で有効になっているかをお確かめください。
- Phoenix は、差分バックアップとトランザクションログバックアップに Microsoft SQL Server 仮想デバイスインターフェイス(VDI)を使用します。
- SQL のバックアップと復元に使用されるアカウントには、スナップショットからの復元を成功させるための CREATEDATABASE 権限も必要です。
※他のサードパーティのバックアップソフトウェアと同様に、Phoenix は Microsoft Virtual Device Interface(VDI)とインターフェイスして、差分およびトランザクションログ、バックアップ、および復元を実行します。SysAdmin の役割は、VDI のバックアップと復元に必須です。SQL VDI 差分バックアップに使用されるユーザーアカウントにsysadminロールがない場合、バックアップは初期段階で失敗します。差分およびトランザクションログのバックアップと復元が必要ない場合は、sysadmin権限は必要ありません。 - Microsoft の VSS の使用を推奨しております。サードパーティの VSS を用いている場合、追加の操作が必要になる可能性があります。
- SQL ライターサービスが有効になっているかをお確かめください。
- シャドウコピーのストレージがあるドライブの容量が十分かをお確かめください。データベースの容量以上を確保する必要があります。
- SQL サーバに対して Windows 認証が有効になっているかをお確かめください。
- Local System アカウントが次の表にリストされている権限があることを確認してください。
権限 説明 Sysadmin SQL サーバのバックアップと復元に必要です。 - ログバックアップを行う場合、データベースが FULLRECOVERY になっていることをお確かめください。
- Phoenixは、Microsoft が SQL 2012 で可用性グループを導入して以来、MS-SQLServer2012 以降の可用性グループデータベースのバックアップをサポートしています。
- 全てのプライマリ及びセカンダリノードに同じバージョンの Phoenix エージェントがインストールされていることをお確かめください。
- セカンダリが読み取り可能になっていることをお確かめください。
- 可用性グループ内のすべてのノードに、同じバージョンの Phoenix エージェントバージョンがインストールされていることをお確かめください。
- Phoenix エージェントをドメインユーザアカウントで実行する場合、
1. ドメインユーザが SQL サーバのローカル管理者グループに追加されていることをご確認ください
2. Phoenix エージェントと SQL サーバの VSS ライターサービスが同一のドメインユーザアカウントがログオンされていることをお確かめください。
3. Sysadmin 権限が SQL サーバのドメインユーザに紐づけられていることをお確かめください。
<Phoenix MS-SQL バックアップの概要>
- MDF、NDF、LDF ファイルのバックアップをサポートしています
- NTFS ボリュームで作成されたデータベースのみをサポートしています
- FILESTREAM データベースのバックアップをサポートしています
- SQL Native(保守ジョブ)を含む他のソフトウェアがミラーリングされたデータベースのバックアップを作成していないことを前提として、ミラーリングされたデータベースをサポートします。
- Active/Passive FCI クラスタのセットアップのみサポートします。
- 「Mirroring with log shipping」が有効な場合、とランザクションログのバックアップは推奨しません。ログチェーンが壊れ、ログのバックアップと転送に影響します。
- 復元実行時、「Restore with replace original」のオプションは、ミラーリングされたデータベース、及びレプリケーションが有効になっているデータベースではサポートされません。
- 名前に「'」や「,」が含まれるデータベースはサポートしません。バックアップ対象にこれらのデータベースが含まれていないことをご確認ください。
- トランザクションログのバックアップ後、トランザクションログは短縮されます
- ログバックアップは backup policy で定められた daily retention policy に従って整理されます。Weekly、monthly 及び yearly のリテンションポリシーは適応されません。
- シングルユーザモードのデータベースのログバックアップは、バックアップ対象がそのデータベースのみだった場合、失敗します。バックアップ対象に複数のデータベースが指定されていた場合、Successful with errors のステータスになります。
- MS-SQL エージェントバージョン 4.6.5 以前の場合、ドライブのルートにある MDF、NDF、および LDF ファイルのバックアップはサポートされていません。
- データベースを下位バージョンの MS-SQL サーバーから上位バージョンに復元するには、バックアップの前にデータベースの正しい互換性レベルを設定する必要があります。データベースの互換性は、SQL Server Management Studio(SSMS)の「Database Properties」ウィンドウで変更できます。
<MS-SQL サーバの制限>
- 最後のバックアップ後に復旧モデルが FULL から SIMPLE に変更された場合、次のログバックアップはスキップされます
- Phoenix のバックアップの後にサードパーティのアプリケーションがログをバックアップした場合、ログバックアップは次の full/differential バックアップが成功するまで失敗します
- 提供されているデータベースのいずれかでポイントインタイムリストアが利用できない場合(何らかの理由でトランザクションログがバックアップされていない場合)、データベースは最も近い利用可能なリストアポイントにリストアされます。
- ログバックアップが開始され、かつ同じデータベースが他のアプリケーションやユーザによってリプレイスされた場合、ログバックアップは次の full バックアップが成功するまで失敗します
- 最大 64 データベースのバックアップが開発元により検証されています
- 複製されたデータベースはサポート対象外です
- サードパーティバックアップサービスを動作させていると、SQL バックアップが失敗する場合があります
- サードパーティ製の VSS を使用していると、バックアップが動作しない可能性があります。デフォルトの Microsoft 製 VSS をお使いください
- データベース名にアポストロフィとコンマを含むものはサポート対象外です
- Windows の仕様上、260文字以上のパスの復元に失敗します
- シングルユーザーのデータベースのログバックアップはスキップされます
- 全てのデータベース属性が復元されるわけではありません
- 圧縮されたフォルダへ復元した場合、復元が失敗します
- シングルユーザーデータベースがいずれかのユーザーによって使用されている場合は、バックアップが失敗する可能性があります
- MS-SQL インスタンスに「復元中」の状態のデータベースが含まれていると、復元が失敗する場合があります。正常に復元するには、状態が「復元中」のすべてのデータベースをMS-SQL インスタンスから削除します。
- 一つの復元リクエストで、インスタンス間で同じ名前のデータベースに対して復元を実行することはできません
- タイムゾーンを超えた point-in-time 復元はサポート対象外です
- SQL のバージョンをまたいだ復元はサポート対象外で、互換性の問題が原因で失敗する可能性があります
- 複数のインスタンスからの復元に同じデータベース名が選択されている場合、復元は失敗します
- ログバックアップ及び復元の最中にネットワークが不通になった場合、バックアップ/復元は失敗します。
- MS-SQL 2012 からMS-SQL 2014 へのスタンバイリストアは「database upgrade needed」エラーで失敗します
- MS-SQL 2014 からMS-SQL 2012 へのリストアは VSS ライターエラーで失敗します
- 可用性グループのバックアップセットからバージョン 4.7.1 より古いエージェントへのデータベースの復元をサポートしていません
- 可用性グループデータベースの復元はクラスター対応ではありません(既存のAGの一部ではありません)