<概要>
VMware のバックアップの再、下記のエラーメッセージが表示されることがあります。
VMWARE_VMOMI1 "An error occurred while saving the snapshot: Failed to quiesce the virtual machine"
下記に本エラーについて記載します。
なお、下記に記載された内容を含む VMware の操作方法や仕様などは弊社サポート対象外となります。
詳細は VMware 社へお問い合わせください。
Quiescing (静止)について
ファイルシステムの quiescing(静止)はデータをバックアップのために安定させるプロセスです。このプロセスには、オペレーティングシステムのメモリ領域からダーティバッファ(使用済み領域)をディスクへ書き出す処理や、そのほかアプリケーション特有のタスクが含まれることがあります。
静止処理はメモリのスナップショットには不要ですが、バックアップ動作自体に不可欠です。
<対応について>
VMware 側で下記の設置をご確認ください。
- スナップショットを vSphere クライアントまたはウェブクライアントから手動で取得してください。VM を右クリックし、スナップショットを取得します。
- 「仮想マシンのメモリのスナップショット」オプションのチェックを外し、「静止ゲストファイルシステム」を選択します。バックアッププロキシでの静止処理が有効になります。
- 上記を行なった後、スナップショットが正しく作成されたかご確認ください。