概要
クラウド容量や選択ファイルの容量やファイル数によって、必要なメモリ容量が変化します。
特に 1TB 以上、あるいは 100万 ファイル以上の場合、以下の手順で BackStore が使用するメモリの最大数値を上げることが可能です。
また、機器のメモリに制限がある場合、BackStore の設定を変更することで、バックアップに使用するメモリを減らすことも可能です。
留意点
- BackStore に割り当てるメモリ値は、あくまで最大値となります。必要な場合にのみ使用されます。常にそのメモリ値を使用する訳ではございません。
- 下記では、ファイル容量 1TB あたりメモリ 1GB を推奨しております。ですが、基本的には BackStore で要求されるメモリは 1TB あたり 600MB になります。下記の推奨は、ファイル容量などの増加を見込んだものとなっております。
- メモリ増量後にクライアントソフトを再インストールした場合、デフォルト値に戻ります。
推奨される設定例
バックアップファイルサイズ | メモリ割当量(MB) |
---|---|
1TB または 100万 ファイル未満 | 1024(デフォルト) |
1.5TB または 150万 ファイル | 1536 |
2TB または 200万 ファイル | 2048 |
2.5TB または 250万 ファイル | 2560 |
3TB または 300万 ファイル | 3072 |
※ 32bit 版 Windows をお使いの場合:
メモリ容量 1536MB を割り当ててください。OS の仕様上、それ以上を割り当てることはできません。
メモリ割当方法
クライアントソフトからメモリ割当容量を変更することが可能です。
- クライアントソフトの右上に表示されているロゴ「BackStore by CrashPlan」をダブルクリックします。
- 変更したいメモリ値を用いて、下記コマンドを入力してください。
(下記はメモリ割当値を 1536MB にした場合です。)
java mx 1536, restart - クライアントソフトが自動で終了いたします。
- 再度クライアントソフトを立ち上げ、ログインしてください。
その他の方法
お使いの機器の仕様によりメモリ割当値を増やせない場合は、下記の方法をご利用ください。
- システムやアプリケーションファイルの選択を外す
システムやアプリケーションファイルが選択に含まれている場合、BackStore が使用するメモリが増える傾向があります。運用上問題がない場合は、システムやアプリケーションファイルを選択から外してください。
なお、ファイルを選択から外した場合、世代を含めてクラウドから完全に削除されます。ご注意ください。 - バックアップを指定した時間内に設定する
バックアップが動作する時間を指定することで、メモリの使用率を下げることができます。詳しい設定方法はこちらをご確認ください。
コメント